三学期、教室に入るとそこは戦場だった。戦闘服も着ていない、武器の一つも持っていない僕に、居場所なんてあるはずなかった。これは、きっと卒業式に泣けない僕の、からっぽな物語。”青春”という存在そのものだった彼らにとって、”青春”とはなんなのか。