京都文化藝術大学に入学した漆原朔は、なかば強引に現代音楽研究会にひき込まれる。 そこには、朔が音楽を遠ざけてきたきっかけとなった異母兄・貴志野大成とその彼女、小夜がいた。 天才作曲家として注目される存在である大成と、そんな大成をいちずに愛する小夜との間で苦悩する朔。 しかし、子供の頃からモノの形や色が「音」として頭の中で鳴っていた朔は、それらが現代音楽を通して表現できることを知り、そして朔と同じように自然の音を理解する女性・浪花凪が現われて、秘められた才能を開花させていく......。
京都文化藝術大学に入学した漆原朔は、なかば強引に現代音楽研究会にひき込まれる。 そこには、朔が音楽を遠ざけてきたきっかけとなった異母兄・貴志野大成とその彼女、小夜がいた。 天才作曲家として注目される存在である大成と、そんな大成をいちずに愛する小夜との間で苦悩する朔。 しかし、子供の頃からモノの形や色が「音」として頭の中で鳴っていた朔は、それらが現代音楽を通して表現できることを知り、そして朔と同じように自然の音を理解する女性・浪花凪が現われて、秘められた才能を開花させていく......。